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金沢バーで隣の席の人に話しかけるきっかけ、迷う夜の実感

金沢バーで隣の席の人に話しかけるきっかけ、迷う夜の実感

カウンターの端っこで、隣に座った人がずっと気になっている。でも話しかけて「うわ、ナンパか」って顔をされたら立ち直れない。だからスマホを取り出すふりをして、実際はこの言葉を検索している。──それ、私も何度もやりました。片町のバーで一人飲みを始めた最初の半年くらいは、隣の席との距離感が全然つかめなくて、結局何も言えずに会計だけして帰る夜がほとんどでした。

正直に言うと、この「話しかけられない問題」は技術より恐怖の問題なんですよね。うまい台詞を知らないんじゃなくて、断られる怖さと、知り合いに見られたら気まずいという不安が先に立ってしまう。だからこの記事では、口説き文句みたいなものは書きません。もっと地味な、失礼にならない入り方と、ダメだったときにさっと退く方法の話です。

いきなり本人に話すより、バーテンダー経由が一番安全

私が一番よく使うのは、直接隣の人に話すんじゃなくて、バーテンダーとの会話に自然に混ざる方法です。金沢のバーって、カウンターが狭くて店主やスタッフとお客さんの距離が近い店が多い。木倉町や香林坊のせせらぎ通り周辺の落ち着いたバーだと特にそうで、店主が常連さんと話しているところに軽く相槌を打つだけで、輪の中に入れることがあります。

隣の人がすでにバーテンダーと話していたら、その話題に一言乗っかる。「それ、私も気になってました」くらいの軽さでいい。ここでいきなり隣の人本人に「一人ですか?」なんて聞くと、警戒されて当然です。バーテンダーというクッションを挟むだけで、相手も「変な人じゃなさそう」と判断しやすくなる。これ、意外と知られてないんですけど、店側もそういう場を回すのに慣れている店主だと、自然に会話を広げてくれたりします。

逆に、カウンターが混んでいて店主が全然こっちを見てくれない店だと、この方法は使えません。そういう夜は諦めも肝心です。

共通の「対象」を見つけて話す、が一番失礼にならない

もうひとつ、私がよく使うのが「共通の対象」を作る話しかけ方です。相手が飲んでいるお酒、置いてあるメニュー、店内に流れている音楽、壁に貼ってある金沢の古い写真。何でもいいので、相手個人じゃなくて「その場にある何か」について話す。

「それ、日本酒ですか?」とか「このメニューの読み方、私も分からなくて」みたいな入り方だと、相手も答えやすいし、答えたくなければ短く流せる。相手を直接褒める(「かわいいですね」とか)よりも、対象物経由の方が圧が弱いんです。これは片町でも近江町市場近くの立ち飲みでも同じで、場所が変わっても効く型だと思っています。

ここで大事なのは、最初の一言を投げたら、返事を待つこと。畳みかけない。私はこれが苦手で、最初の頃は「それでどこ住みなんですか」まで一気に聞いてしまって、明らかに引かれた経験があります。相手のペースに合わせて間を作る、これだけで印象は全然変わります。

会話が続かなくて気まずくなる感覚については、初対面で会話続かない金沢の人へ、沈黙が怖くなくなる話し方の方でもう少し細かく書いています。沈黙を怖がらなくていい理由も含めて。

話しかけた後、5秒でだいたい分かる

正直、脈があるかないかは最初の返事でほぼ分かります。目を見て返してくれて、質問を返してくれたら、それは会話を続けていいサイン。逆に、スマホをちらっと見ながら「はあ」みたいな短い返事だったら、そこで終わりです。

私の場合、ここで一回だけ粘ってしまった夜があって、相手が明らかに会話を切り上げたそうにしているのに、もう一言重ねてしまった。あとから振り返ると本当に恥ずかしい。相手にとっては「一人で静かに飲みたかったのに」という夜だったかもしれないんですよね。バーで一人飲みしている全員が出会いを求めているわけじゃない、これは大前提として持っておいた方がいい。

しつこいと思われる境界線、私が決めているルール

自分の中でルールを決めてから飲むようになりました。話しかけて反応が薄かったら、二度目は自分から振らない。相手が会話を続けたそうにしていても、10分くらい話したら一区切りつけて、少し距離を戻す。ずっと張り付いていると、それだけで圧になる。

あと、相手が連れと来ていて席が隣になっただけの場合は、そもそも話しかけない方がいい夜もあります。カウンターの空気を見て、今夜は無理だな、と判断して帰る夜があってもいい。これは負けじゃなくて、次の店、次の夜にちゃんと繋がる判断だと思っています。

曜日によってバーの空気も結構違っていて、その辺りは片町一人飲み何曜日がいい?曜日ごとの空気感を実感で書くにまとめたので、今夜どこに行こうか迷っている人は参考にしてもらえると思います。

それでも話しかけられなかった夜のために

正直、バーで自然に出会えるかどうかは、その日の店の空気とタイミングにかなり左右されます。何回も通ってようやく一度、というのが実感に近い。私の周りでも「バー通いだけで彼女ができた」という人はごく一部で、多くの人はそこにマッチングアプリを組み合わせています。

隣の席に話しかける勇気が出なかった夜、家に帰ってから「今夜こそ」と思ってアプリを開く人は多いです。18歳未満(高校生を含む)は利用できませんが、20〜30代なら「Pairs」のように金沢在住のユーザーがそれなりにいるアプリだと、プロフィールを見てから会話を始められる分、バーより一歩目のハードルは低いと感じています。

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「必ず出会える」わけではないし、合う合わないは人それぞれです。バーで一言かけてみた経験がある人の方が、アプリのメッセージでも自然な文章が書けるようになる、というのは私の実感としてあります。逆にアプリで会話に慣れてから、バーで話しかける勇気が出た、という人も見てきました。どちらから始めても構わないと思う。

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会員数が多く、金沢のような地方都市でも相手が見つかりやすい老舗。

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今夜、もし隣の席が気になったら、いきなり相手に話しかけなくていい。まずはバーテンダーとの会話に一言乗ってみる。それだけでその夜の空気が少し変わることがあります。うまくいかなくても、それは失敗じゃなくて、ただその夜の相性がそこまでだったというだけの話です。